例のサイト
ネットのお陰でもはや告知事項を隠せない時代です。
普通の人なら事故物件は避けると思います。ネットに掲載されている事故物件に該当していたら、不動産の担当者に聞いてみてください。基本的に事故物件は安く借りられます。そういうお得物件を探している人は一定数いますから、無理して借りなくても大丈夫です。
ただ、人が亡くなった、殺人事件があった、自殺者がいた、程度で家賃が大幅に減額されるかといえばそれほどでもありません。多くは1割~2割程度です。値引きしたにもかかわらず、住人が定着しない物件については、夏場に大きく減額されるケースがあります。住人が定着しないのには理由がありますから、慎重に選んでください。
心理的瑕疵を甘く見ない
事故物件がよくない理由はその告知事項の通り「心理的瑕疵」があるからです。
安全なところで調べて太陽の降り注ぐ日中に「平気だろ」と思っていても、入居初日の深夜は凄まじい恐怖に襲われます。ダメな人は決して慣れることはなく、憔悴してしまいます。
筆者の友人に、いわゆる「見える」人ではなく、むしろそういった心霊的なことに否定的なタイプの人が、台東区の心理的瑕疵物件に住んだことがありますが、深夜に聞こえてくるありとあらゆる音、ちょっとしたドアの半開き、ものを置いた位置などに意味付けをしてしまい、疲れ果てて半年ほどで転居した事例もあります。当該物件は現在では取り壊されているようです。
デマも多い
事故物件はたんなるデマで、不動産会社に相談にいくと「そんな事実はない」と言われることもあるので注意しましょう。